【生産性向上のためには】

痛ましい過労死の事件から企業では残業時間の抑制が掲げられることが多くなった。生産性向上という魔法の言葉もあり、このことも残業を減らすというグローバルでの潮流が日本でも加速している印象を受けている。日本の生産性が低いといったようなニュースを時々聞くこともある。個人的には色々とサービスしすぎな気がするし、メーカーに関しては、もっと集約してもよいと思う。韓国ではサムスンが一強みたいな状態でこれは極端かもしれない。ただ現在、日本のメーカーは内需が先細っていき、どんどんとグローバルに販路を拡大している。その中で日本のメーカー同士で競争をして、より良い製品をより安い価格で海外の企業に提供しているという側面がある。もちろん顧客からすれば素晴らしいことではあるし、それぞれの企業としても正しい行動をしている。しかしこれこそ日本の生産性を低めている原因なのではないか。解決策として一番に考えつくのは集約である。集約すれば競争相手が少なくなり、寡占状態になる。ただ値上げをするだけで利益が増える。価格を上げると売れなくなるだろうというかもしれないが、多少上げただけで売れなくなるような粗末な製品は日本の企業は作っていない。それどころか日本の企業だけでグローバルのシェアをほぼ独占している製品は意外とたくさんある。挙げるとキリがないが、炭素繊維や電池のセパレータなど。だったらなぜ集約しないのか。これは企業同士のマッチングが一番にあるが、もし合併しようとしても独占禁止法が邪魔をしてなかなか難しいらしい。生産性を上げるということは今までの労力で今まで以上の成果を上げること、もしく今までの成果を今まで以下の労力で達成することに尽きる。今回の集約の話は後者になるので、失業者が増えることになるだろう。最近は日本の失業率は欧米などに比べても低いのでまだ余裕があるとはいえこの選択が日本にとって良いのかはわからない。素人感覚では現状ではIT企業には活路がありそうだが、メーカーに大きな革新が起こるのかは疑問が浮かぶ。特に製薬企業ではただでさえ成功確率の低い新薬の開発がさらに難しくなっているという状況である。世界的にボーダーレスになっている中、現在進行形ではあるが、日本もこれからさらに世界に出ていかなければならない。このような難しい時代に社会人になる苦しさと楽しみを胸に仕事をやっていきたいと思う。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です