【積み立て投資のデメリット】

社会人になってこの前積み立て投資をめちゃくちゃおすすめしてくる人と話し、少し怪しかったので自分でも調べてみた。私が説明されたのはドルコスト平均法だった。この手法は毎月一回同じだけの金額の株を買い付けるという手法である。そのため株価が下がった時には多くの株数を、株価が上がった時には少ない株数を買い付けることになります。そのため平均化された株価になり、高値掴みをすることがありません。個人投資家はうまくタイミングを見て売買することは難しい。なんなら機関投資家ですら、継続して利益を上げることが難しい。このことに関してはバートン・マルキールのウォール街のランダムウォーカーやチャールズ・エリスの敗者のゲームを読んでほしい。この方たちはアクティブ投資よりもインデックス投資をおすすめしている。短期的な相場を読むことをあきらめ、市場の成長にかけるという戦略をとる場合でも一括投資、分散投資、積立投資といくつかタイミングと期間を変えた投資手法がある。一括投資は文字通り一回買ってそのまま持ち続けるのでアクティブ運用に近く、うまいタイミングで買えたかどうかが非常に重要となる。分散投資はそれを少し分散してやり4、5回程度に分けて買うことである。積立投資はそれ以上というイメージ。少し考えればわかることだが、買うタイミングが多いほどタイミングには依存しなくなる。積立投資では一時的に下がったとしてもそれはむしろ平均購入単価を下げることになるため、利益が増加する可能性が高まる。ここでは積立投資の話であるが、メリットは多いと思う。まず毎月給料天引きにできるので無理やりにでも貯金、投資ができる。そして先ほども述べた通り、タイミングにそこまで依存しない。最近では小額から始められるなどといったメリットがある。さらに持株会であれば奨励金が出る企業もある。こう羅列していくといいところばっかりであるが、デメリットのない投資はほぼない。積立投資のメリットは今まで述べたとおりだが、問題は損するパターンである。先ほど多少下がってもそれは平均購入単価を下げることができるので利益を出せる可能性が高まると書いた。そのためその逆の流れになると困ったことになる。平均購入単価を上げた後に株価が下がった時に一気に評価額がガタ落ちする。特にある程度積み立てた後の暴落はとんでもないことになる。これに関しては積立投資だけの問題ではないが、出口戦略を何も考えずに積み立てるのは、恐ろしい結果を引き起こす可能性があることを認知しておく必要がある。

 

今回述べたのは積立投資であるが、それぞれの投資法にメリット、デメリットがある。自分がどの投資法が向いているのかであったり、人生プランを考えるうえで必要なお金を逆算したりするなどして、自分が最大限メリットを享受できる投資プランを考えることが大切であることが分かった。そのためにもしっかりと勉強することが必要だと感じた。

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