【社会人になって何が変わっただろうか】
もうすぐ一年になるので去年と何が変わったかなって柄にもなく振り返っていた。あとこの間卒業した研究室に行って、ドクター進学した同期と話して就職か進学かどちらが良かったのだろうかと考えていた。まずこの一年で一番変わったこととしてはお金をもらえるようになったことだと思う。去年までは卒業するために学費を払いつつ(奨学金を借りて)、研究を進めていたので劇的な変化だと思う。研究(仕事)内容についてどうかといえば、事務作業が増えたということと仕事をやる目的の違いはあると思う。学生の時はあまり考えなかったが、組織を運営していくということは意外と大変だということに社会人になって気づいた。先生方が大学とやり取りしていただいていたことで学生は研究業務に没頭できていた。しかし企業では社員一人一人がその仕事を担っていかなければならないため、必然的に事務仕事は増える。企業で研究開発をするというのはアカデミックの研究に比べて好きな研究ができないという方がいる。確かにその通りで企業では自分で研究内容を選んで研究をするということはほとんどない(アカデミックであればやりたい研究をやれているともいいがたいが…)。ただ企業であれば稼げる分野だと分かると一気に投資をし、人員を割り当てて早急な問題解決にあたる。そのためある程度稼げている部門だと研究費の心配はあまりしなくていいように思う。そういった違いからそれぞれに向いている人は分かれるように感じる。
そういう意味では私は企業に就職して正解だったように思う。大学のころは基礎研究をやっていたので、背景や目的を考えるのが少しつらかったように思う。それは何の役に立つのかについてロジックとしては正しいけれど難しいだろうな、何年先の話なのだろうといった印象を持っていたからである。企業ではほとんどそういったことは考えなくてよい。もちろんプレゼンの際によその人に背景・目的は説明するが、その説明のしやすさは明らかに違う。さらに企業の場合は研究がだめでもつぶしが効く場合が多い。アカデミックに進めばもし、研究者をやり続けるのはつらいとなったときに職種を変えるのが難しいということはあるんじゃないかと思っている。企業であれば研究系の仕事についている人は企業全体から見てみれば一部でその中で自分が他に向いている職があるならば異動できる可能性がある。まぁそれも企業によるだろうけれど。
