21年1月のトレード

私の2021年のトレードは微妙だったね。

皆さん爆益でいらっしゃいますでしょうか。
私はコロナで下がったときに結構株を手放してしまったので、残念な気持ちが大きい。コロナはリーマンと違って実体経済にダメージを与えているからその時以上に下がると思った。まぁその当てが外れたしまったというわけ。なので儲かっている報告を各方面から聞くけれど、私はトータルマイナスで悲しい限り。

FXでも後半は損失を計上することが多く、やはりトータルではマイナスに転落してしまった。そのため、また改めて継続的に利益が計上できるようなスタイルを取り戻すことを優先してやっていきたい。特に去年の後半ではロットが大きくなるにつれてルール破りが多くなってきていることが増えてきていることが分かったので、そこを改善していくことに取り組んでいきたい。

ルールを破ってしまうこと_私の今まで

これについては、人それぞれ色々と理由があると思う。しかし、ことFXに関しては突き詰めていくと理由は一つである。

早く稼ぎたいから。

この一言に尽きる。
FXをやっているということはお金を増やすことが目的である。とはいえ、稼ぐのを急いでしまうと相場からお仕置きをいただくことになる。

私の過去の変遷でいうと、最初期はまずトータルで勝つことの意味を知らない。過去のチャートを眺めていて、ここで何pipsとれたなとか漠然と見ているとチャートにはチャンスしかないように見える。ここの節目が効いただの、このテクニカルを適用すればとか。そういった当たったときのことばかりにフォーカスしていると、それが先に見えないチャートの右端ではトレードできなくなる。

そのテクニカルでサインが出たとき、そして外れたときのことをほとんど考えていなかった。損切りは適当だった。ルールさえ作っていなかったと思う。エントリーだけはルールを守っていたが、資金管理はずさんだった。そうなるとコツコツドカンをするのも時間の問題で、最終的には手法を見直すこととなった。この時の反省としては完全にトレードに規律がなかった。規律にはシステム面と感情面があると思っているが、そのシステム面すら怪しいという状況であった。

そこで少なくともシステム面だけはきっちりとルールを決めて、記録をとりながら取引を継続していくことに決めた。取引通貨はポンド円に絞ったし、ルールもかなり簡素なものにして数も減らした。この時に記録の意味も込めて、ブログにアップするようにした。そうすると少しずつ利益が積み重なってきた。それが去年の前半のことで、利益をそれなりに伸ばすことと損切りをしっかりするようにルールを守れていたのがよかったと思う。振り返ると完全にルールを守っていたかというと1割くらいはルール無視をしていたというのはある。

利益が出てきたので、調子に乗ってこのまま複利で増やしていこうと資金をさらに投入して取引を行っていった。そうするとどんどん成績が悪くなり、毎月大きな損失を計上し続けた。なぜそれまで月トータルプラスで半年ほど勝てていたにもかかわらず、急に勝てなくなってしまったのか。これは証拠金が増えることにより、動く額が大きくなったためと分析している。今まで躊躇なく利食い・損切りできていたようなpipsでも額が大きくなってしまい、それができなくなっていったということである。つまりルールを守れている割合が少しずつ下がっていったことにより、損失の拡大が起こった。

振り返ってみてみると、規律を形成するシステム面と感情面のうちのシステム面は問題なかったが、感情面で突き崩された。確率で考えているつもりでも、感情面から深いレベルでの理解はできていなかった。投機の一番難しい部分として、間違ったことをやっても成功してしまうということがある。そのため、行動と結果としてはそれぞれ四つに分けられて①正しい行動=>成功、②間違った行動=>成功、③正しい行動=>失敗、④間違った行動=>失敗、である。正しいシステム面が構築されていれば、期待値はプラスになるはずである。そのため、回数を重ねていくと①や④の確率が高く、②や③の確率は前者に比べて低いというのが分かる。

数字として計算するとその通りなのだが、その確率が発揮されるまでにはそれなりの試行回数が必要である。今まで証拠金が小さいうちは動く額も小さいのでルールを守れており、月トータルプラスを達成できていた。しかし、証拠金が多いと③正しい行動=>失敗という部分が許せなくなってくる。なぜルール通りにやっているのに負けが続くのかと疑心暗鬼になってくる。さらに、追い打ちをかけるようにその負け方も逆指値にかかってからすぐに順行して指値まで到達したりといわゆる悔しい負け方が重なる。もうそうなってしまうと平常心を失い、ルール通りにやっても勝てないんだと思い始めてルールを破ってトレードをしてしまう。そして、期待値を無視したトレードをしているので、負けていくのは当然であり、その結果月トータルマイナスを計上するに至る。

今年はどう改善していくか

私の1年のメンタルの分析の結果は以上のようなものである。書籍やネットの情報でも似たような傾向の負け方は良く見つかったので、身に覚えのある方もいるのかもしれない。自分の負け方の傾向は分かってきたので、そこを食い止めるやり方をやっていかないといけない。

まずは、以前に勝てていたロット数と条件で再度検証を込めてトレードを繰り返す。その際には金額で評価することはせず、pipsでの評価にこだわる。そして、月トータルプラスを継続して達成することができたら、今までのようにロットをじわじわ上げるのではなく、決めた金額とロットを継続してキープしながらトレードをしていく。つまり複利というよりは単利のトレードを繰り返していくイメージである。

1月の結果(22日まで)

今のところ80pipsほどの利益を計上することができた。比較的損小利大ができていた。

一番悪いときのトレードを振り返ったときに何が悪いかというと、逆指値のラインまで全部待ってしまっていること。逆指値のラインはエントリーの根拠が崩れるところなので、そこは絶対に切る場所である。しかし、逆指値まで行ってはいないけれど、順行する気配がないときなどは早めに切るべきである。実際に少額ロットのトレードの際には躊躇なく切れていた。

今回のトレードでは、その躊躇なく損切りするというところも大方できていたので、その点は評価したい。ほかには絶好のタイミングがあったけれど、日中でエントリーすることができなかったのは残念。これは今後もたくさんあると思うので、残念と思わないようにしていきたいところ。

今年は何とか、来年以降へのベースづくりを行っていきたい。少額でよいので、月トータルプラスを安定して達成できるようなシステム面と感情面のブラッシュアップ。もっと全力で楽しんでやっていきたい。