研究開発すべき対象にあてはまるのかそれは

研究開発は新しい技術や材料の創出を行う。それは自社以外では実施できないレベルにまで昇華させることができれば、より高付加価値を付けて技術や製品を売り込むことができる。逆に顧客の側から言えば、その技術や製品がなければ、顧客がより良い製品を生み出すことができないということである。そういった連鎖があり、そのチェーンの中に合致したものなのかどうかが重要だということ。
だらだらと書いたが、企業が研究開発をするにあたっては市場の調査が非常に重要だということ。ブルーオーシャンとかレッドオーシャンなどと分類して検討することもある。ブルーオーシャンを狙えと言われるものだが、私の開発しているものは絶賛レッドオーシャンの市場である。もちろんレッドオーシャンだからよくないとは一概には言えない。それだけ需要があるので、他社に先駆けて新しい技術や製品を開発してそのマーケットのシェアを独占すれば非常に大きな利益となる。
残念ながら私の開発している製品は後発でさらに価格競争が始まりつつあるマーケットということで、私はコストダウンの検討ばっかり。売れている製品でそれならまだしもまだ大して売れてもない製品。それなのにコストダウンしないと戦えないってもうそこのマーケットを狙うべきではないのでは。正直そのあたりのことはリーダーや営業部隊と色々議論はされているだろうけれど、狙うべき性能と価格のバランスがおかしいんだよな。一通り検討をやったところでまだまだ課題は見えているのに、理論コストがぎりぎりダメ。このまま続ける意味があるのだろうか。こんなところで愚痴っていても仕方ないが、やるべきことをやるしかないのだが。
うまくいかないなー、テーマが悪いやという思いがある一方で、このテーマで力を発揮できない自分はどこに行っても活躍できないんじゃないかという思いもある。難しい年ごろだね。
