自己肯定感の大切さ~好きなことができなくなってくる怖さ~

2020/10/31 2020/11/3 日記 58

やりたいことをすぐやれているか

この文章は好きなことで生きていくとかいうレベル以前のことなので、意識が高い人からするとその程度のことと思われがちであるが、私の経験を交えて自己肯定感を高めることの重要性について述べていきたい。

色々と頭の中で考えて、周りの目とかも気になって、やるべきことだけ考えて。ふっとやりたいなと思ったことはいつの間にか頭の中から消えていた。好きだからと後先考えずに突っ走れる愚直さは文字通り愚かしく見えるが、そのまっすぐさがまぶしくも感じる。自分がやりたいという、一番大事な感情を、なぜ胸を張っていられないのだろう。どこかで冷静な自分がそれをやって意味あるのとか、何度も問いかけてくる。そうやってちょっとやりたいと思ったことでも、結局やらずに終わっていく。

そんな自分をまた責めて、変わらなきゃ、変えないとなんて追い込んでしまっている。好きなことをできない人間はダメな人間なんだと。確かになりたい自分になることができるなら、今の自分なんかにはなっていない。しかし、一朝一夕で人が劇的に変わるようなことなんてない。それに好きなこととはという段階で自分の好きなことって何だろうという地点にいる。たくさんの関連する本を読んだりしたけれど、自己肯定感を高めることが重要であることに気づきつつある。今の自分を否定するのも、確かにある側面ではそうなのかもしれない。しかし、一部分だけが今の環境にあっていないだけで、それ以外の大部分の自分については認めてあげようよ。今や過去の自分を否定してきて、これからの未来の自分を肯定することなんてできないよ。

そもそもそれは無駄なことと勝手に判断して、するべきことだと思っていることに注力しているつもりでいるのが間違いだと感じてきた。もっと大きいスケールで考えよう。例えば、地球レベルの話で考えれば、ほとんどの人の人生なんて何の意味もない。何なら人間が誕生したことによって地球は無駄どころか悪影響にしか感じていないかもしれない。そんな時に空気を読んだり、他人に気を遣って自分がストレスを抱えるなんてナンセンスな気がしてきた。

沼にはまっていく感覚

これは表現が難しい気がする。ただ、最近は少し抜け出せてきているというところは朗報。チームが変わったということもあり、半年前くらいからつい一ヶ月くらい前まではどんどん沼の深みにはまっていっている状態だった。仕事がうまくいっていなくて、忙しくなってきたというのもあり、もともと低かった自己肯定感がどんどんと削られていく感覚。そして、週末にはそれを復活させるために自己啓発本や考え方の本を読んで、削られた分の自己肯定感を高める作業を行うといったルーティンだった。正直一ヶ月前くらいになると回復量よりも削られる量の方が多くなってきてじり貧の状況ではあった。しかし、色々勉強や調査、自己分析を重ねていくうえで自分のよりよい生き方、考え方が分かってきた。それらを取り込むことで少しずつ自分の状態は改善してきている。特に自己肯定感が低くなることのやばさについて伝えたいと思う。

私の場合は二段階あって、まずはやりたいと思ったことができなくなってくる。もともとインドアなタイプなので、外出とかは好んではしなかった。しかし、本当により外出する気が起きなくなる。人に会うというのがしんどくなってきて、買い物で外に出るのすら億劫になっていた。そして、趣味でやっていたことがこんなことやっても無駄じゃないかと感じ始める。私の場合は一番はゲームかな。特に新しいゲームを始めるハードルがどんどん上がっていった気がする。去年とかは月に2, 3本は新しいゲームを買ってやっていたが、このころは2ヶ月に1本とかだったと思う。そんな感じでゲームの時間は無駄だからって役に立つようなことをしようと思ったり、よくわからない頑張れと自分を奮い立たせるような感じの自己啓発本を読み漁るなどやっていた。今から振り返ると自己啓発本は栄養ドリンクとしての効果はあったので、本当にやばいところまでいかなくて済んだという意味ではよかったのかもしれない。まぁ要するに自分の好きなことですらどんどん腰が重くなっていくという状態。表現としてはやはり沼にはまっていく感覚(ダメなほうのね)。

その次の段階はこれは特にやばいかもしんないけれど、鈴木先生の言う「まったり死にたい勢」になっていくということ。別に積極的に首吊って死のうとは思わないけれど、世の中に全く未練を感じない状態。一応はこの世につながっているけれど、その糸も比較的細くて何かのきっかけで切れてしまいそうな感じ。自殺を考えた人も一回その自殺のタイミングを阻止された場合、90%の人は10年後も生きているという話もあるそう。本当に小さなきっかけであっち側とこっち側を行き来しているんだろうなと感じる。

「まったり死にたい勢」とでも言うべきひとたちがいる。痛いし面倒だから積極的に死にたくはないけど、あした目覚めなければ楽でいいのになあ〜。そういう気持ちを思春期くらいから抱えているひとがけっこういる。
https://note.com/usksuzuki/n/n2ac9f23475c0

どんどん無気力になっていくんだよね。何をやっても無駄だと思うから何もしたいと思わないし、それで何もしないと楽しくない、そんな感じ。この状態だと楽しいこともないので、笑う回数も減ってくる。でも人前に出るとそんな状態を気取らせないように毅然とふるまうようにする。この辺りは自分の完璧主義的な部分がより悪さをしていたように分析している。初めはこういった人が結構いるというので驚いたが、意外と私みたいになかなか言い出せずに抱え込んだまま生きている人がいるのかもしれない。そして不思議と同じような人がいると思えば、不謹慎ではあるけれど自分も少し楽になる。

実際の自分の気質や改善手法などはおって記事にしたいと思っているが、まずはちょっとでもやりたいことをやるようにするというのは自分の場合は良かったように思う。あとは自分の性格分析で自分に合った考え方が分かるといいかもしれない。その分析を行う上で自分がストレスに感じやすいことを認識することが重要だと思う。私だったら世間の目が過剰に気になる、評価されるのが怖い、完璧主義というストレスの原因があることが分かってきたので、そこを刺激されるようなことは非常に大きなストレスとなるということが認識できた。基本的に課題っていうのはきちんと分析できて、仕組みが分かれば対処法は見つかる。

人間の悩みっていうのは複合的にはその人にしかないものではあるけれど、個別の事象だと大体例がある。例えば、私の原因でもすべてを考えると私独自の悩みになるが、完璧主義だけだったら対処法なんて山ほどあるし、それを自分に合ったものが見つかるまでやり続ければいい。でどうしても改善できなさそうだったら、その部分を要求や刺激されないところに行くことを考えよう。ここが重要なところで、その部分を要求や刺激されないところと分析のレベルが高まってきたら勝ちで、そう考えられるとその部分については確かに私はダメだけど、それ以外の部分って案外いけてるじゃんか。とポジティブに少しずつだけれど思えるようになってくる。確かに自分のコンプレックスって非常に大きく見えてストレスになるんだけれど、自分のいいところって本当に見えないだけで多分あるんだろうね。

ここが残念なところで私自身もまだ全然自己肯定感を高く生きれていないので、いいところは絶対ある！コンプレックスを武器に！なんて言えるくらいにはなっていないが、これらの言葉を斜に構えて受け取らなくて済むほどにはましにはなっているのだろう。今後もまだまだ精進します。