効率や役に立つ立たないで判断するのは良くないんじゃないかと思った

役に立つことは大事だが、そればっかり追い求めると自分が貧しくなってくると感じたという話。

効率化が叫ばれる昨今、私はその影響を受けて育った気がする。

最近まであまり気が付かなかったが、それが役に立つのか、あるいはすべきことなのかなどを自分の行動基準として考えるようになってしまっていた。

もちろん生産性向上のためには業務の効率化、更なる付加価値の提供ができるかが重要となっている。

そのためにロジカルに優先順位を考えていくことは必要だとは思っている。

でもなんだろう、仕事においてもプライベートにおいてもその優先順位って割と短時間で移り替わってしまう。

そしてその時その時に優先順位の高いものをこなしていった結果、私は器用貧乏になってしまった。

生真面目なんだと思う。任せられたことはこなす、ただ任せられたこと以上に突き詰めてはやらない。というかまた別の仕事を頼まれるのでそっちを優先してやってしまう。周りの人にいい顔をしたいだけなのかもしれない。

逆に同僚には自分の軸はこれだからと言ってその仕事ばっかりやっている人もいる。

でそれで一定の評価はされている。

やっぱりそれがいいんじゃないかなと。

やらなければならない仕事はもちろんあるだろうけれど、技術系の仕事なので新しいことを自分が得意なことでやっていける方が楽しいし、組織のためにもなる。

いろいろな仕事や技術をそれなりには知っているし、進められる。

しかし、個別の事柄でいえば、もっと詳しい人はいる。

短期的な目線でいえば、それでいいのかもしれない。

ただそれなりに色々なことができるというのは、個人としてアピールするには非常に弱い。

そういう意味では一定の評価でも自分の得意とする領域で仕事を進められたらいいよね。

夢中になってやれる仕事というのは、非常に大切だと思う。

改めて思い出すと、去年の初めはやっていて楽しいプロジェクトがあって、その時は休日とかでも関連する情報を調べたり、勉強とかを積極的にやっていた。

今はそのプロジェクトは終わってしまって、それからというもの休日に仕事関係のことはやっていない気がする。

要するに楽しくて夢中になってやれることは、最強だということ。

なぜなら、その当時はその勉強を努力とも思っていなかった。

自然と調べたり、考えたりしていた。

結果にはつながらなかったけど、その時の経験や知識は自分の中に残っているはず。

だから、夢中になってやっている人に対して努力で勝とうとすることは無理。

これをやろうと奮い立たせる必要がないから。

どこかのYoutuberが言っていたけれど、「仕事しないと社会の役に立っていないという罪悪感があるかもしれない。けどそもそも、ほとんどの社会人は社会の役に立っていないよ。だからみんな好きなことやったらいいよ、人生って自分が気持ちよくなるためにあるんだから。」だって。

今の会社が30年後も安泰だとは思えないし、お金を稼ぐ方法なんていくらでもある。

自分は自分自身、大切にするもののために生きて、やりたいことを突き詰められるようにしていきたいね。