【技術職の就活とは】
私の就活
三月に就職活動が解禁してから後輩に色々と話を聞かれるので
去年のことを色々振り返りながら答えていました。
就職活動の解禁
私は化学系の専攻でしたので化学メーカーを中心に食品やインフラなども受けました。まず型通りにマイナビ、リクナビに登録し、色々なメーカーを見ていきました。正直軸というものがあまりなかったので研究開発に力を入れてそうか、勤務地(寒冷地は嫌でした)、給料が低そうではないかという条件でざっくりとスクリーニングしていました。業界がある程度絞れているのでこのような感じでもかなり絞れてきます。文系の人にはちょっと当てはまらないかもしれないです。ちなみにインターンは行かなかったです。後から聞いているとインターン特別枠などがあったりするので第一志望の企業がインターンをやっている場合は申し込むのがよいかもしれません。
行動あるのみ
次に興味を持った企業にプレエントリーをしました。プレエントリーはマイページがある企業は登録が出来、ないところでは就職サイト経由でエントリーの情報が知ることが出来たりします。そのため興味がある企業はどんどんプレエントリーをしたらいいと思います。実際エントリーシートの中身が面倒そうだとここで切ります笑。個別説明会の予約ができる場合もあるので予約しました。この時に説明会や選考を通して感じる業界ごとの特徴を感じました。特に化学メーカーの中でもBtoCとBtoBでも違っていて、勝手なイメージですがBtoBの企業の方がザ理系、よく言えば真面目という印象を受けました。説明会は今まで全く知らなかった企業の話や働いている人の話も聞けるので意外と楽しいと思います。まだ選考されてませんので笑
選考開始
エントリーシートは全部で25程度出したと思います。私は推薦を使わなかったので使っている人はもう少し受ける数が少なくなると思います。化学メーカーのエントリーシートは比較的シンプルで大学時代頑張ったこと、自己PR、研究概要などがメインでした。そのため文字数は変わってきますが、大部分を使いまわせると思います。特に多くの企業でA4用紙1枚もしくは2枚の研究概要を提出させるので早い段階できっちりとした研究概要を作成されることをお勧めします。他にはこの段階でWebテストを課される企業もあったので友達と協力して頑張りましょう笑。
やっぱりメンタルにくるお祈り
こればっかりは仕方ないです。切り替えるしかないとしか言えません。一部の優秀な人を除いて普通の人は半分くらいは落ちると思います。しかも理由も分からず。お祈りは最後まで慣れなかったです。そして書類選考を通過してからは技術面接という選考があります。これは自分の研究を分かりやすく説明するというものです。形式は色々あるそうですが私が受けた会社は発表資料を用意してその資料をもとに進めてくださいというものだけでした。
私が就活でアドバイスできるとしたらこの部分だけなんですけれど自分の研究は「簡単に」説明してください。うまく伝えるのは難しいですが実験報告とかよりもプロポーザルとかのイメージでやるといいかもしれません。つまりどういう実験をやってどういう結果を得たかというのを事細かに説明する必要はなく、この研究がどういう背景のもとに成り立っており、どのような展望が見込めるのか。そしてそのストーリーの中で自分がどのような貢献が出来たのかを伝えるという風にするとよいと思いました。理系の人、私も初めはそうしてしまっていたんですが、正しく説明するためにストーリーを複雑にしまいがちです。多少の脚色は必要です。真面目な人は抵抗あるかもしれませんが、面接で落ちてしまっては意味がありません。
面接終盤のやり取りは厄介
これは何のことかというと第二希望が先に内定が出そうだという場合です。私は幸いにも行きたい企業に初めに内々定をいただくことが出来ました。しかし大手の企業や製薬企業などは6月から面接を開始する企業がほとんどです。第一希望の企業を受けたいけれども、落ちた場合は第二希望に行きたいからまだ断れないし、OKも出せないというジレンマに陥ります。内々定をもらうとおそらく多くの企業では教授の推薦書を持ってきてくれと言います。そのため第二希望の会社の最終面接が先にある場合はうまいことかわす必要があります。同期は教授が長期出張に行っているとごまかしていました。正直に言って待ってくれる企業もあるそうですがどうなんでしょう。
就職活動を経験した印象
理系の院卒での就職活動で専門性が重要だと勝手に思っていましたが、正直そこまで重要ではなかったと思います。確かに自分の専攻とマッチした業界の企業を受けるのが色々と楽ですが、違う業界だから受からないとかいうことはほとんどないと思います。修士はポテンシャル採用だと言われるようにやはりコミュニケーション能力が学部の就活と同様に一番重要だと感じます。あと研究が進んでいないから研究発表が出来ないと嘆いている人にも朗報です。研究成果は関係ないです。なぜなら私も結果がなく発表の1割くらいしか話していませんが普通に通りました。雑多な文章になってしまいましたがくれぐれも研究発表は分かりやすくしましょう笑。

